父が体験した話です。
ゴルフ場に勤めていた父は車で通勤していました。山の中を通ってかよっており、視界の悪い日も度々あったそうです。
その日も霧が出ており、夜という事もあって視界は最悪。ゆっくり山道を降りていたそうです。
カーブを曲がったときにそれはライトに照らされました。
人間の下半身のみで、上から下まで全部緑色の何かでした。
えらいものを見てしまったと冷や汗をかきながら山を降り、落ち着くために一度家で待つ祖母(父からは母)に電話をしたそうです。盛り塩持っとくからかけてから入んなさいと言われて帰宅時には塩を振って家に入ったそうです。
特に何があるわけでもなく眠りについた父は翌朝、祖母からこんなことを言われたそうです。
「あんた昨日の夜どこいこうとしてたの?」と。
いやいや起きた覚えはないけどなんの話だ?と聞くと、夜、祖母が寝ようとした時に2階から父が降りてきたんだそうです。「どこか行ってくるの?」と祖母が尋ねても返事はなかったそうです。玄関前まで行くと父は数秒止まりまた2階に戻っていったそうです。
いやいやありえないありえないと思っていると玄関には盛り塩が左右に2つ。
「あんたが帰ってきた後に一応盛り塩置いといたのよ〜これあってよかったわね笑」と祖母に言われて朝から肝を冷やしたというお話でした。