こんにちは、サカリPです。
ちょっと今日は雑談チックなお話を。
この業界に入って22年ほどになりますが、
インタビューのたびに、難しいなぁと思います。
当然プロモーションなので、ゲームの新要素をより良く説明したいのですが、
「従来のゲームのあの要素をこう変えました」
という言い方が、ディスリスペクトっぽくなってしまう危険性があります。
現場ではもちろんそういう意図では話していないし、
そういう意図ではないのは感じてもらえてると思っているのですが、
文章になると、もうガツンと前面に出てくるんですね。
とはいえ、これはテキスト起こしをしていただいているライターさんのせいではありません。
メールだとすごく怒ってるように感じて余計に話がこじれてしまう、あの現象のせいです。
それだけ熱く語れるのは、そのゲームを遊びまくったからだし、
遊んでる中で自分ならこうするのになぁという思いを、
自分のゲームに反映させてるだけなので、ディスるつもりは毛頭ないんです。
「そのゲームも良いけど、このゲームも良くない?」
言いたいことはこれだけなんですよね。でも文句を言っているようにも取れてしまう。
気にしすぎ、思い過ごしだったらいいのですが……。
恐らく、
「自分はこう思っているから、このゲームでこうしました」
という自我を押し出すので、そういう雰囲気が出てしまうのでしょうが、
「このゲームはこうです」
という結論だけだと、開発者インタビューとしては面白くないと思うんですよね。
それに言わないと伝わらないことも多いし、せっかくだから伝えたいし。
「変える」ことによってできた新要素ではなくて、
「生む」ことによってできた新要素ばかりだったら、
インタビューでこんな悩みはしないんだろうなと思います。
なので、これからは全く新しいことだけ「生む」ような仕事をしていこうと決めました。
……ムリです。(笑)
3 Responses to 【BSIB】第9回:インタビュー